ポケットチーフを素材で選ぶ


リネン

麻(リネン)

白いリネンは、ポケットチーフの中でも最もフォーマルなアイテムです。
ただ、その用途が限られている(カジュアル、ビジネスの場には向かない)為、最近のポケットチーフブームの中でも、取り残されています。
しかし、高級なリネンのポケットチーフは見た目が美しいだけでなく、長期間の保存にも耐える等、機能面でも大変優れたものです。
徐々に、ではありますが、ファッションにうるさい方の間では人気が出てきています。

リネンのポケットチーフは、普段の手入が大事です。
吸水性が良い分、汚れが定着しやすい、という特徴があり、リネンのポケットチーフは白いものが殆どですから、
汚れには最大限、気を付けなければなりません。
もし汚れたら、中性の石鹸水をぬるま湯に溶かし、手洗いを行いましょう。
ただ、リネンはねじれの力に非常に弱い為、絞らずに叩くように脱水します。
その後、日焼けしないように、日陰に干すと良いでしょう。

シルク

絹(シルク)

シルクは人類の文明の中で、高級な服地としての歴史が最も長いものです。
また、生地自体が高級であった為、中世より、ヨーロッパではシルクは厚みのある物が良いものである、とされてきました。
日本製のシルクは明治以後、世界的に有名となり、市場を席巻しましたが、当初は「薄くても丈夫で高級感のある、しかも低価格」
という理由からでした。

しかし、第二次大戦後は、高級品として特化し、世界中のブランドのシルク製品が、日本製となるほどの技術を持つようになったのです。
シルクのポケットチーフの選び方のポイントは、

  • 厚み(厚ければ厚いほど良い素材を使っており、高級である)
  • 織り方(織り目の均一さや、シーンに合わせた光沢度)
  • 縫い方(手作業のまつり縫いでないとすぐにほつれる)

の3つです。
特に最も判断しやすいのは、縁取りの縫い目でしょう。ミシン縫いであれば、まず間違いなく安物です。
あなたがそのポケットチーフを長く使いたいと考える方だった場合、3ヵ月後には間違いなく後悔しているはずです。
手縫いで、1インチ当りに4~6回の縫い目があり、その上縫い目が均一に近い物であれば、高級品である条件は満たしています。
きっとそのポケットチーフは、長い期間、あなたの胸を彩ってくれる事でしょう。